2025.12.15
わたしらしい色で描く、3種類のクリスマスカードの作り方
Craftie Homeのアンバサダーさんに教わる、ハンドメイドアイディア
「FUN ART STUDIO」と「Craftie」の連載企画! Craftie Homeのアンバサダーさんにハンドメイドレシピや暮らしの中にハンドメイドを取り入れるアイデアをご紹介いただきます。
こんにちは! Craftie(クラフティ)です。
Craftieは、ハンドメイドを通じて、毎日の暮らしをちょっとだけ豊かにするモノやコトをお届けしています。そんな私たちの活動を一緒に盛り上げてくれるのが、ハンドメイドキットブランドCraftie Homeの アンバサダーのみなさんです。ものづくりが大好きな彼女たちは、同時に暮らしづくりの達人!今回は、その中の一人、sakinoさんに、クリスマスのハンドメイドアイデアを提案してもらいました。
関西出身、横浜在住。夫・2人の息子・2匹の猫と暮らしている。WebデザインやWebサイト制作を中心に、自宅での商品撮影やフォトグラファーとしてパラレルキャリアを築いている。季節を楽しむ暮らしをInstagramで発信中。
Instagramアカウント : https://www.instagram.com/sakino1129
HP : https://okurumono.com/

飾っても送っても嬉しい、クリスマスの手作りアイテム

待ちに待ったクリスマスの季節。お部屋の飾り付けやプレゼントの用意など、楽しみにされている方も多いですよね。日ごろから、家族で季節を楽しむためのハンドメイドを楽しんでおられるsakinoさんも、その一人。
「クリスマスシーズンは心がウキウキする大好きな季節で、毎年とても楽しみにしています。ツリーを飾ったり、棚の上の小物をクリスマス仕様に変えたりと、少しずつお部屋を冬の雰囲気にしていく時間が好きです」と、sakinoさん。今回はそんなsakinoさんに、気軽に描けてかわいく仕上がる、3種類のクリスマスカードづくりを教わります。
ハンドメイドレシピ1. くすみカラーで描く「クリスマスツリーのカードの作り方」

ABTと水筆で描く、クリスマスツリーのカードです。ゴールドのラメやグリッターは、のりペンを使うと簡単に貼りつけることができます。お好きなツリーの色を作り、あなただけの色で描いてみてください。
クリスマスツリーのカードの作り方
【材料】
・カードサイズの画用紙
・お好みのグリッター
【道具】
・ABT(水性カラーペン)249、312、346、192、296、158、772
・水筆(平筆)
・アクアピット強力ペンタイプ
・下敷き代わりのクリアファイル
・鉛筆もしくはシャープペンシル
【作り方】
1. ABTと水筆(平筆)で色を作ります。今回はグリーン系の色を複数色混ぜ、くすみカラーを作りました。お好みの色をいくつか作ってみてください。

2. カードサイズの画用紙に、クリスマスツリーを水筆(平筆)で描いていきます。上から順に長くなるよう横線を5〜6本ほど引き、ツリーを描きます。線は1本ずつ色を変えましょう。

3. ツリーの根元には、ブラウン系の色で木の部分を小さめに描きます。
「横に線を引いていくだけでツリーの形になるので、とても簡単に描くことができます。平芯タイプの水筆は、細かい部分から広い面まで幅広く使えて、とても万能だなと感じました」

4. 色が乾いたら、グリッターを貼りつけて装飾していきます。グリッターを貼りつけたい場所に、アクアピット強力ペンタイプを塗ります。

5. グリッターを上から少しずつ乗せたら、余計なグリッターを落とします。のりを塗った部分にだけ、グリッターが貼りつきます。
「アクアピット強力ペンタイプは細かい部分の接着がしやすく、ハンドメイドのアレンジにとても使いやすいアイテムだと思います。グリッターもきれいについてくれて、作業がスムーズでした」

6. ツリーの下に「MERRY CHRISTMAS」の文字をABTの細芯で書いたら完成です。文字を書くのが苦手な方は、鉛筆かシャープペンシルで薄く下書きをすると安心です。

7. 小さめの画用紙で作り、クリスマスプレゼントに添えるタグとして活用するのもおすすめです。お好みのサイズで作ってみてくださいね。

ハンドメイドレシピ2.水彩で描く「クリスマスリースのカード」

次にご紹介するのは、クリスマスリースのカードの作り方です。ABTと水筆を使い、水彩風に描きます。仕上げにお好みのリボンをかければ、かわいいリースカードの完成です。
クリスマスリースのカードの作り方
【材料】
・カードサイズの画用紙
・お好みのリボン
【道具】
・ABT(カラー筆ペン)249、346、173、296、192、195、158、992
・水筆(中筆)
・下敷き代わりのクリアファイル
・鉛筆もしくはシャープペンシル
・円を描くためのコップなど
【作り方】
1. 画用紙にコップなどを使い、円を鉛筆もしくはシャープペンシルで薄く下書きします。

リースを描きたい位置に書いてください。

2. ABTと水筆(中筆)で色を作ります。グリーン系の色をいくつか作っておきましょう。クリスマスツリーのカードづくりで余った色を活用しても大丈夫です。

3. リースを描いていきます。1で書いた線に沿って、一枚ずつ葉の形になるように描いていきます。ABTを水筆に少しずつ含ませながら塗っていくことで、自然なグラデーションが生まれます。

「下書きした線に沿ってVの字を描くように水筆を重ねていき、そのあと隙間が気になる部分だけ埋めるように色を足していくと、優しい雰囲気のリースに仕上がりますよ」

4. ABTの細芯で、お好きなフレーズを書きます。

「ABTは、水筆と組み合わせることで、思っていたよりも簡単にきれいなグラデーションが作れて驚きました」

5. お好みで仕上げにリボンをリース部分に貼りつけます。大切な人に贈るのはもちろん、そのままお部屋に飾ってインテリアとして楽しむのもおすすめです。

ハンドメイドレシピ3. 窓から覗く淡色がおしゃれな「クリスマスモチーフ型の切り抜きカード」

クリスマスツリーやプレゼントボックス型の窓から覗く、淡い色合いとグリッターの煌めきがポイントの、切り抜きカードの作り方をご紹介します。色辞典の柔らかい色彩がポイントです。お好きな色で作ってみましょう。
切り抜きカードの作り方
【材料】
・カードサイズの画用紙
・OPP袋などの透明のシート
・お好みのグリッターやスパンコール
【道具】
・色辞典(第2集)
・ピットエアー(テープのり)
・カッター
・カッターマット
・定規
・厚めの両面テープ(クッション入りのもの)
・鉛筆もしくはシャープペンシル
【作り方】
1. カードサイズの画用紙の真ん中部分を、ツリーの形と四角になるようカッターで切り抜きます。

2. 切り抜けたら、カットした周りにピットエアーを塗り、OPP袋などを切り取った透明のシートを貼りつけます。

3. 1と同じサイズの画用紙に、色辞典で色を塗ります。2枚重ねたときに1で切り抜いた箇所から見える部分に塗りましょう。1色ではなく複数の色を重ねるように塗ると、奥行きのある色に仕上がります。
「色辞典は、一般的な色鉛筆にはなかなかない、くすみ系や上品なニュアンスカラーが多くて驚きました。私好みの落ち着いた色味があることで、作品全体の雰囲気づくりがしやすかったです」

4. 厚めの両面テープを、切り抜いた枠の周りに沿って貼ります。
「両面テープは隙間ができないようにしっかりと貼るのがポイントです。隙間があると、あとから入れるグリッターが漏れてしまうことがあるのでご注意ください」

5. 透明のシートを貼りつけた枠の上に、お好みのラメやスパンコールなどを乗せます。乗せ過ぎないように注意してください。

6. 画用紙の縁にピットエアーをつけ、3で色を塗った画用紙を貼ります。

このとき、色を塗った面が内側になるように貼りましょう。両面テープも隙間ができないよう、しっかり貼り合わせてください。

7. 色辞典で、ツリーに星を描いたり、プレゼントボックスのリボンを描いたりして完成です。

同じ手順で、星形や丸型など色々な形に切り抜いて作ることができます。お好みの色や形で作ってみてください。

3種類のクリスマスカードの描き方、いかがでしたか?「 “誰でも簡単にかわいく作れるもの”を意識して制作しました。シンプルな工程でも、ちょっとした色の組み合わせだけで季節感や温かさが出るのがとても楽しく、気づいたら夢中で制作していました」と、sakinoさん。
どのカードも作りやすいレシピなので、お好きな色で挑戦できるのが嬉しいですね。
ぜひsakinoさんのアイデアを参考に、今年のクリスマスはあなただけの色でハンドメイドを楽しんでみてはいかがでしょうか。
写真/sakino
文/manami(Craftie Home)